私が少林寺拳法を始めたきっかけは三重県の鈴鹿市に仕事の関係で転勤していた折に、職場の先輩の誘いを受けて見学に行ったのが事の始まりです。もう、30年以上も前のお話です。
見学にいったその時分は今度は香港映画の「少林寺」が大ブームで映画を見た直後ということもあり、その日のうちに入門を決めました。
武道の経験は学校の授業で柔道や剣道をかじった程度の本当の初心者でした。
そんな素人に師匠や先輩は自分の練習時間を割いて教えてくれました。
私が上達していくことが自分のことのようにうれしそうに指導していただいたことを覚えています。
いま、自分が指導者の立場になって、教える事の喜びを味わっています。
少年時代のコミュニケーションが子供の成長に大きな影響を与えると考えています。
同世代の子供達だけでなく、青年・老人といった大人、中高生のお兄さんやお姉さん、年下の幼稚園にといった幅広い人間関係でのコミュニケーションが必ずや、人間形成において、優しさ・正直さ・責任感を兼ね備えた精神面の成長の糧となり、少林寺拳法を通じた体力向上が健康な体つくりに役立つことを信じて指導にあたっています。
老若男女を問わず、道衣に着替えて練習に集まった瞬間から、皆一同に少林寺拳法の練習に専念し、技をできないとあきらめることなく、できるまで頑張ってやり抜く。そんな仲間をみんなで助け合っていく支部を目指しています。
道衣に着替えた子供の拳士、大人の拳士がにこやかに練習場に集まってきます。
大きな気合をだし、元気一杯に練習に励んでいます。時には子供たちの学校での出来事や興味を持ち始めた事などを聞かされることもあります。
見守る保護者の皆さんも、送迎だけでなく可能な限り子供たちの練習を見学したり、保護者間で学校や受験の情報等を交換する場として利用されています。
少林寺拳法を通じて家族ぐるみでお付き合いできるような支部です。
八景水谷スポーツ少年団では、みんな和気あいあいとしています。一人、一人心優しく、明るく、元気に練習しています。
私は、小学1年生の時から少林寺拳法を習っています。お父さんも習っていて親子で楽しくやっています。全国大会にも親子演武で出場することが出来ました。
少林寺拳法では、心と体の両面を鍛えることができます。大会前になると先生方の指導にも熱が入るので自分も熱くなります。
日々の鍛練は厳しくきついこともありますが、支部の仲間たちと助け合いながら、とても楽しくやりがいがあります。
これからも更なる自分の成長を目指して八景水谷スポーツ少年団で頑張っていきたいです。