新しい年の始まりは、多くの拳士にとって、過去の自分の姿と、これからの自分の姿を改めて見つめなおす機会となります。
一般財団法人少林寺拳法連盟においても、年の始まりには鏡開き式と呼ばれる行事を通じて、拳士が集いあい、新しい年を祝うとともに、一同で道訓唱和し、心新たにして一年の第一歩を踏み出します。
少林寺拳法連盟の鏡開き式では、に所属する各支部の支部長・主将・幹部拳士・一般拳士、その他関係者一同が集まり、連理事長の年頭挨拶をはじめ、去年の活動報告や新しい年の抱負の発表を行います。
また、所属長の各種表彰状の授与なども行い、皆で祝福をします。
「宗道臣デー」とは、少林寺拳法創始者宗道臣の志を様々な形で実践する全国的な社会活動です。宗道臣の命日が5月12日ということから、毎年5月の1カ月間を「宗道臣デー(月間)」(2009年までは“開祖デー”と呼称)として、全国の拳士や保護者、関係者たちも一緒になって全国各地でそれぞれ活動しています。また、「宗道臣デー」以外にも各地で社会貢献活動等が行われています。
少林寺拳法における大会とは、行を修めるための一形態であり、同時に地域に向けて幸福運動を展開する重要な場となっています。 大会は、勝敗や技の優劣のみを競うために開催されるのではなく、一つの目的に向かって結集した運動体として支部の拳士が一同に会し、同志としての連帯感と親睦をより一層たかめ、明日への運動のエネルギーを蓄積する場として開催されています。
少林寺拳法グループにおける大会は、WSKOが主催する世界大会、一般財団法人が主催する全国大会、都道府県連盟が主催する都道府県大会、各市町村連盟/協会が主催する地域の大会があります。
少林寺拳法を深く探求するとともに、技法の修練によって、新たな気づきと可能性を見い出し、さらなる人格の向上を図るために行われます。
一般財団法人少林寺拳法連盟の講習会には、大きく分けて「本部講習会」と「地方講習会」の二種類があります。
講習会の場においては、お互いの思いを語り合う「グループディスカッション」を開いたり、講習会に参加した拳士だけでなく、地域の人々との交流も兼ねた「演武会」「地域交流会」を同時に開いたりすることもあり、一般財団法人少林寺拳法連盟における講習会は、単なる技術習得の場ではない、特別な場となっています。
少林寺拳法連盟では、特別昇格考試受験を目指している拳士対象とした特別講習会など、年間を通じて様々な講習会を開催しております。開催される講習会は、それぞれの行事のテーマに合った講習会となっており、担当講師も少林寺拳法連盟に所属している支部長だけでなく、外部から専門家を招いての講習会を開催することもあるため、たいへんバラエティに富んだ講習内容となっております。